株主優待と配当金を目当てに買うのはお勧めできない

株式投資といえば企業の成長性や将来性をよく見た上で買うのが当たり前でしたが、今では違う観点から買う投資家も増えています。
それが、株主優待や配当金目当てで株式を売買する投資家です。

現在、多くの会社は、保有している株主を優待する目的で配当金や優待品を設けています。
配当金とは年度末ごとに企業の業績に応じて還元されるもので、株主を重視する考えが浸透したことでその還元率も年々大きくなっています。
また優待とは、企業が販売している商品や、サービスの優待券、ギフトカードなどを配布するシステムです。
こちらも株主の期待に応えようとする企業が増えているため、優待の中身も年々豪華になりつつあります。

こうした配当金や優待品は金額にすると結構なものになります。
利回りとして計算すると投資としても旨味があることから、これらを目的として取引に参入する人が増えているわけです。

しかしこのような投資スタイルは、リスクが大きいことも承知しなくてはいけません。
なぜなら配当金や優待品といったものは、永続的に配られるものではないからです。
企業が業績を伸ばしているうちはいいのですが、売り上げが落ちるなどして経営の先行きに不安が生じると、株主への還元は真っ先に縮小されます。
同時に株価も大きく下がってしまい、塩漬けになるリスクがあります。
こう考えると、配当狙いでの投資は危険性も高いと言わざるを得ません。

どうしても配当金などが欲しいのであれば、買う企業の業績をしっかり見極めることです。
安定して成長が期待できる企業なら、買っても安心できるでしょう。
また、ポートフォリオを見直すことも大切です。
配当狙いのものばかり増やすのではなく、資金の何割かに抑えることで影響を少なくすることができます。